TSW


全長 3500[mm]
全幅 900[mm]
全高 600[mm]
トレッド(前) 800[mm]
ホイールベース 1800[mm]
大会記録 280[km/l]



 今年はアルミフレーム化、タイヤのワイドリム化、FRPカウルの製作等を行った。
 フレームのアルミ化により車体の軽量化・高剛性化を図った。アルミは鉄と比べ、比重は軽いが剛性も低い材料である。そこで、軽い比重を生かして剛性に優れる長方形断面のパイプを多用し、アルミの種類は溶接性が良く強度の高い7N01を使用することで、アルミフレーム化による剛性の低下を補った。
 タイヤのワイドリム化はタイヤのトレッド面にかかる面圧を低下させ、ゴムのヒステリシスロスを抑えることで、タイヤの転がり抵抗の低減を期待して行った。ミシュラン製エコラン用タイヤを使用したこともあり、タイヤの転がり抵抗は改善されたと思われる。
 カウルは二年生に製作してもらった。FRPカウルの製作は初めてだったことや製作期間が短かったこともあり苦労をしていたが、とてもよい出来になったと思う。まだ来年度に向け修正をして行くそうなので今後にも期待したい。
 エンジンについては昨年の反省を踏まえ、大電流が流れるセルモーターをリレーで駆動させるように変更し、ハーネスも太いものに交換した。これによりクランキングが速くなり始動性が向上した。マニュアルクラッチ化を計画していたが調整が間に合わず、残念ながら今回は導入を見送った。その他、昨年同様に点火方式をバッテリー点火への変更、ハイコンピストンへ交換、放熱フィンの除去等を施した。
 ハンドルには自作のスピードメータとタコメータを装着した。タコメータは回転数に合わせてLEDが点灯するようになっており、現在の回転数が視覚的に分かりやすくなった。

 三度目の大会で念願の完走を果たすことが出来た。来年はより良い記録を出せるよう努力を続けたいと思う。











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